ダイの大冒険のおなじみの敵、そしてかつての大魔王ハドラー。
アバンにより倒され、その後大魔王バーンの暗黒闘気により復活、以後は再び世界を征服せんと新たに軍団を率いて人間を攻撃しはじめました。
しかし、今度は勇者ダイにその野望を果たされ、、、更には大魔王バーンの目も光りまるで上司と部下に挟まれ苦しんでいるようにも見えますね。
そんなハドラーですが、まぁしぶといんですよ。
何回倒しても復活してきてしまいます。(無敵かよ、、、)
が、ハドラーの最期は感動的な展開が待っていました。
今回はそんなハドラーの最期について見ていこうと思います!
目次
魔王ハドラーとは?
魔王ハドラーとは、かつて人間界を恐怖に陥れていた魔族の王様で、表立って先陣に立ち、自ら力と魔法を以て世界を征服しようとしていました。
アバンに対し「世界の半分をやろう」といったセリフも残しており、ドラゴンクエスト1のボスである竜王にちょっと寄せた感じも見受けられました。
そんなハドラーはカール王国を襲撃した際、雇われ兵のアバンに撃退されますが、完全消滅には至りませんでした。
アバンも今のままではいかん!ということでハドラーを討つため、そして力をつけるために旅にでることに。
ちなみに、その時一緒に旅立ったのがマァムの父である戦士ロカでした。
それにしても、今ではややギャグ要素の強くなってしまったハドラーですが、この時はキチントThe悪者といった感じで魔王していましたね。
今は魔軍司令ハドラー!6団長と大魔王バーンの板挟みで中間管理職のよう
魔王ハドラーは勇者アバンによって倒される形となったものの、完全に逝ってしまう前に魔界の王により生命を救われました。
その魔界の王が現在登場している大魔王バーンです。
大魔王バーンは死の淵のハドラーを復活させ、のちの六団長を作り世界を征服するように命じました。
そしてハドラーは復活後に世界征服を目論んで魔王軍を結成、各国を征服していくのですが、、、
部下がアバンの使徒だったり、最強の竜の騎士だったり、監視役として入っている大魔王バーンの腹心だったり。
扱いには大変苦労されていたようで、、、。
しかも戦績もダイが倒叙してからは黒星が目立つようになり大魔王バーンからの評価も厳しいものになっていきます。
まるで、現代社会の中間管理職のような立場で、ちょっとかわいそうですよね。
しかも組織は半壊、戦力は半分以上ダイ側に寝返ってしまったとあれば冷や汗モノ。
残ってるのが魔法使いのずる賢いじいさんだけって、どんだけよ。
ハドラーの最期を見ていくことに
ハドラーがどのような人物か改めて整理ができたと思いますが、ここで早速ハドラーの最期を見ていこうと思います。
これまで散々なハドラーではありましたが、最期は武人として一皮向け、感動的なクライマックスを迎えることができました。
もはや味方というか、、、見方を変えればちょっとしたヒロインなのでは?といった具合の存在感です。
そんなヒロインハドラーですが、迎える「最期」がたくさんあるんですよね。
それでは、早速ハドラーの最期見ていこうと思います。
最初のハドラーの最期はアバンにより討伐された
まずはこちら、ダイの大冒険がまさにスタートするキッカケとなった出来事。
そう、魔王ハドラーが勇者アバンにより討伐された話です。
勇者アバンはアバン流刀殺法を完成させ、最終形としてアバンを完成させました。
そしてアバンストラッシュと「無刀陣」という、いわば超カウンターの併用で見事ハドラーを真っ二つに。
こうして世界に平和が訪れるわけですが、実は死の間際に大魔王バーンに救われたのは先程の話の通りですよね。
にしても「無刀陣」とは闘う気を一切まとわずあえて相手の一撃を食らう必要があるのですが、戦いの最中に相手はそんな状態になったら明らか怪しいものです。
それがわからず「チャンス!」とか思いながら意気揚々と攻撃したハドラー、敗因は彼の茶目っ気ということは間違いなさそうです。
バジル島でヒュンケルの一騎打ちに負ける
続いてのハドラーの最期は魔剣士ヒュンケルとのバジル島との一騎打ちです。
ヒュンケルは父の真の仇がハドラーであることが判明し、ハドラーを倒すことに固執するようになりました。
そして魔王軍を裏切り、因縁の相手ハドラーとの戦いのチャンスがまもなく訪れました。
格闘での戦いはほぼ互角、魔法においてはヒュンケルは使えないもののハドラーの魔法もヒュンケルには効きません。
戦況としては互角といった感じでしたが、ヒュンケルのほうが実際に有利でした。
そして冷静に自分が不利と見たハドラーはだまし討をしヒュンケルの鎧を無効化、ヒュンケルの肉体に直接魔法を流し込みダメージを与えました。
流石にヒュンケルも悶絶、闘うことを諦めまさに敗北の一歩手前で必殺技「グランドクルス」が完成します。
「グランドクルス」で戦況をひっくり返したもののハドラーにはトドメをさせず、ヒュンケルは意識が飛んでしまい座り込んでしまっていました。
しかし最後の最後はヒュンケルの剣がハドラーの心臓を突き、見事ハドラーを討伐することに成功しました。
が、せっかく倒したんですがハドラーの遺体は鬼岩城に戻され、ミストバーンの暗黒闘気によって復活。
ハドラーさん、死なないため何度も「最期」を迎えてしまうようです、、、ちょっとかわいそうですよね。
超魔生物ハドラーと化した身体の一部であった黒の結晶が爆発
続いての最期は自らの身体を超魔生物へ改造し、ダイとバランとの決戦に挑んだ時です。
超魔生物は竜の騎士を完全に超えた!と豪語していたザボエラですが、ハドラーは竜魔神と化したバランを相手に手も足もでずボッコボコにされる展開へ。
おい、ザボエラ、話が違うぞ。
その戦いでハドラーの身体に組み込まれていた黒の結晶が爆発、一帯が消し飛ぶほどの威力が出るはずでしたがバランが生命を掛けて威力を最小化します。
そして身体の一部を失いもはや生きることができないハドラーでしたが、なぜかその後もガッツリ登場、更には大魔王バーンにも反旗を翻しました。
ここまで来るとかつての鼻垂れ魔王ハドラーの面影はなく、もはや武人となっています。
応援したくなる気持ちも強くなってくるのはことあたりでピークになったという方も多いのではないでしょうか。
バーンパレスで決着!ダイに敗れ、最期はアバンの胸の中で昇天
これまで多くの最期を演出してきたハドラーでしたが、ついに本当の最期を迎えます。
ハドラーの目的はもはや敵味方、人間魔族といったしがらみはなく、純粋に「アバンの使徒」に勝ちたい、という思いだけ。
そして黒の結晶が消し飛んだ今、ハドラーには余命も残されていない状態。
まさに全身全霊を掛けて勇者ダイとの一騎打ちに挑みます。
ダイも大魔王バーンの前だっていうのに、全ての力、体力を使い、新必殺技も決めてまでハドラーを倒すことに。
が、直後に死神キルバーンの汚い罠に掛かりハドラー、そしてポップは火炎に焼かれてしまいます。
最期までポップには生きろと言い続けなら、ポップだけは助けてくれと神に祈り、ポップに覆いかぶさって守っている姿はクルものがありましたよね。
そんな汚い罠を消し去り窮地を救ってくれたのは宿敵であるはずの、突如として登場したアバンでした。
ハドラーは自分の人生すら変えてしまったおまえの弟子は素晴らしかったと、ダイ達の力になってやれと言い残し、アバンの中で消し炭になっていきました、、、。
登場した時のオラオラしたハドラーとは全くの別人ですよね。
最期まで一緒にいて、戦ってくれればよかったのに、、、
ハドラーの意思は不滅?ボーン・ヒムにハドラーの力が宿る
余談ですが、ハドラーは一つの奇跡を起こしていました。
ハドラーが禁呪法でオリハルコンから生み出した新鋭騎士団はハドラーが死んだことにより共に消滅するはず。
が、ボーン・ヒムだけは消滅せず最終決戦の舞台に登場します。
しかも坊主だったのにまるでハドラーのような髪の毛も生えて、生命体にしかでるはずのない闘気も纏っています。
まさにハドラーの魂が宿り、生まれ変わって馳せ参じた奇跡の助っ人です。
ハドラーの最期は4回あったが最期は超感動的に
今回は魔王ハドラーの最期について見ていきました!
ハドラーは合計で4回最期を迎えていることがわかりました。
・ヒュンケルによりバジル島で討伐
・バランに敗れ身体の一部である黒の結晶が爆発
・勇者ダイとの決闘後、アバンの手の中で集滅
キャラとしてもヘタレな魔王から徐々に武人としてグレードアップ。
最期は敵味方を超えた真の友情が生まれ、まるでヒロインのような存在へと昇華していきました。
ハドラーにもファンがつくのも納得できる、立派な生き様ですよね。
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